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Channel: 電動バイク・EVスクーターユーザーブログ
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2017年で手に入る現役電動バイク(2)

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こんにちは。覚悟していたとはいえ、即処理しなければならない事案が山積みで、年始早々目が白黒しているストロベリンです(苦笑)

 

さて、昨日の続きを参ります。以下ご紹介するのは、私は試乗経験のないバイクが殆どです。中には乗ったことがあり、それなりのデメリットも覚悟ならOKというバイクも混じります。

 

○スクーテック「SZ552RR」

動力性能は既存の日本の電動バイクのトップと言っても過言ではありません。トップスピード以外は原付二種のエンジンバイクを凌駕する性能。とある欠点に目をつぶるなら、これが一番の電動バイクと言いたいところです。パワーは本当に目を見張るものがありました。

 

トップスピードは74km/h、航続距離は実質で40km~100km。この幅はアクセルをどのくらいフルで使うかというところで変化しますので、普通に走ったら平均80kmは確実と思います。さらに優秀なSWコントローラーによって、アクセルのレスポンスもかつてないほどスムース

 

欠点は耐久性。お寄せくださるコメントも、ショップさんからの話も、故障報告がとても多いのです。個体差もあると思われますが、俯瞰するとこのパワーに車体が追いついていない印象があります。企画開発は日本とはいえ、中国生産ということの限界かも。個人的には、値段が少々上がっても、耐久性が担保されたら間違いなく欲しかった一台です。

 

スクーテック「SZ552RR」

 

○アクセス「ラング L」

老舗電動バイクメーカーのアクセスは各種の電動バイクを販売していますが、私が乗ったことがあるのはこの一機種だけです。受注生産のバイクなどもあり、乗って確かめることはできないものの、原付クラスだけでなくスポーツタイプとビッグスクータータイプの軽二輪電動バイクを3機種販売しているメーカーでもあります。興味深い機種。

 

私が試乗できたこの機種は原付一種版の標準モードでしたが、ゼロスタートの出足が悪い印象がありました。セッティングとしては上が伸びるタイプだと思います。スペックでは最速52km/h、バッテリーも60V/30Ahなのでパワーはあるはずですし、実質航続距離は30kmは確実にいくはず。同系車種で原付二種版の「ラング SXL」というのもあります。

 

ただ不思議なのは、老舗ですし顧客もそれなりにあるはずなのに、ユーザーの声が良くも悪くもまったく聞こえてこないところ。それは本当に不思議です。ネットと親和性のない人が購入しているのかと思いましたが、ネット販売にも力を入れているメーカーなのです。満足度が高いのであえて語ることがないのかもしれません。

 

アクセス「ラング L」

 

○ベイズ「バイクルシリーズ」

「バイクル」と言っても何種類かありますのでシリーズとしてご紹介します。一番廉価なのは10万円程度の「C5」。一番高くても15万円弱ですから、いずれも軽量で価格もとてもお安いです。機種により32~40km/h程度のトップスピードで、航続距離も概ね25km~30km。女性でも軽々扱え、自転車の代わりに使うようなチョイノリを前提にした電動バイクです。ただ、こちらも車体やタイヤに故障やパンクが多いそうで、メンテナンスが大変なタイプと言えるかもしれません。中国生産の常。

 

最も低価格のベイズ「バイクルC5」

 

○ツバメ・イータイム「yuppe」

最高スピードは45km/hで、実質航続距離でも25kmは確実に走れるでしょう。昨年秋には登場予定だったリチウム版はまだ出ていない模様。まだ大体的には発表されていないようですが、カーコンビニ倶楽部全国販売が始まる予定で、そうなればメンテナンス不安はかなり解消されます。また、通常の電動バイクが48V仕様に対して60Vあるのに、トップスピードは抑えられているので、発信加速がいいはず。耐久性能などについては未知数ながら、後発の強みでいろいろと改良されていると思います。10万円台の廉価なのもマル

 

ツバメ・イータイム「yuppe」

 

○ツバメ・イータイム「A4000i」

テラモーターズから引き継いだ電動原付二種のバイク。車体のバランスがあまり良くないと聞きますが、スペックは悪くはありません。最速60km/h実質航続距離は約40km。iPhoneスマホと連動できますが、開発に手間取ったせいかスマホの方が先に進化してしまい、今のところ5シリーズまで対応です。ツバメ社に委譲されてからも改良されるはずなので、まだまだ進化中のバイクと言っていいでしょう。今後化けるとデカい機種とは思いますが、100kgオーバーの重量と、価格の高さ(50万円オーバー)は最大のネック。

 

ツバメ・イータイム「A4000i」

 

○ツバメ・イータイム「BIZMOⅡ」

ビジネス電動バイクの決定版として市場に出された、こちらもテラモーターズから委譲された機種です。最高時速は55km/hで、実質の航続距離でもなんと100kmを越えます。耐久性の高い三元素リチウムバッテリーを大量に搭載していて、バッテリーは重く、着脱式ながら手に持って運ぶにはかなりの力が必要。たしか専用のキャスター付きキャリーがあったはず。

 

委譲された後にコントローラーが改良されているので、アクセルのスムースさがぐっと増していると聞いています。こちらも化けるとデカさそうですが、価格は45万円程度とこちらも高価な点がネック。バッテリー容量が大きいと高くなるのはどうしようもありません。

 

ツバメ・イータイム「BIZMOⅡ」

 

 

以上、乗ったことがないバイクを含めて、2017年現在も販売が間違いなく確認できるバイクです。次回は地域性が強い電動バイクで、メーカーのあるエリアからあまり広がってはいないものの、地元エリアでの販売が確認できるバイクをご紹介します。

 

 


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