Quantcast
Channel: 電動バイク・EVスクーターユーザーブログ
Viewing all 306 articles
Browse latest View live

ベンチャー製電動バイクと補助金

$
0
0

こんにちは。靖国神社の桜も咲いたしもう春だ、これで冬は卒業だ、と浮かれて薄着して会社に行ったら、風が冬のように冷たくて後悔したストロベリンです。

ところで、前から疑問だったことに電動バイクに関する補助金制度がありました。テコ「ビジネステコ」やスクーテック「SZ552RR」には、なぜヤマハ「E-Vino」やスズキ「イーレッツ」などのように価格が補助されないのだろう、と。補助金がもらえる電動バイクの方が得です。大手メーカーをひいきしてるのかと勘ぐったりもしました。


ヤマハ「E-Vino」


スズキ「イ-レッツ」


でも、実は補助金を付けるにはメーカーはある面倒なテストを実施しなければならないようなのです。バイクの場合、サーキットのようなところを貸し切らないとできない煩雑なテストをクリアしなければならないそうで、それだけで数百万円のコストが必要になるとのことでした。

コストがかかればその分を価格に転嫁しなければならない、だったら安く売る方がいい、というベンチャーメーカーがほとんどだそう。大手は生産ロットが大きいので試験コストが上乗る分は一台あたり僅かでしょうけれど、小ロット生産のベンチャーメーカーがそれをしたら、初期投資が膨れ上がってしまいいつ回収できるか分かりません。ゆえにできない、というのが実態というわけです。

もちろん、試験をクリアしたバイクの方が信頼性が高いのは言うまでもありません。ベンチャー製の電動バイクの中には、試験にはそもそも通らない脆弱な製品もあるでしょう。とはいえ、その試験にクリアするためだけにもコストが掛かるというのは事実で、したくてもできない小ロットで回しているメーカーもあるはずです。補助金を受けるのもなかなか大変なんですね。

現在電動バイクで補助金の対象になっているのは、前述したヤマハ「E-Vino」(補助金2万円)だけで、スズキ「イーレッツ」(4万円)に関しては今月18日で申し込みを終了しています。「イーレッツ」は次年度予算がつく可能性はありますが、発売年度が古いので難しいかもしれません。

「E-Vino」は補助金を差し引くと10万円台になり、エンジン原付の「Vino」の新車とも1万円しか差がありません。これなら電動お試し価格としてお値ごろではないでしょうか。




乗りづらそうなバイクのカスタム

$
0
0

こんにちは。最近、変なカスタムを施されたハーレーをときどき目撃するストロベリンです。

ハーレーダビッドソンと言えば、バイク乗りなら一度は乗ってみたいと思ったことのあるアメリカンバイクの代表。いにしえの時代の日本の「陸王」の源流です。「陸王」は古すぎとして、現在の中高年世代ならなんとなく下の写真のイメージをずっと抱き続けている人は多いはず。


70年代の映画『イージーライダー』より

私が子供時代には写真のようなチョッパーが自転車にまで普及して流行っていました。アメリカのチョッパーは、前輪が前に突き出してホイールベースが長いのが特徴でしたが、法律上の関係からか日本では当時そのカタチは許されなかったようです。なので、当時のアメリカン(クルーザー)タイプというとこんな形をしていました。


当時の正統派HONDA製ジャメリカン 
姿勢が楽で案外乗りやすい


ところが先日、サンボーイで走っていたところ妙なハンドルのハーレーに出会いました。実はそのタイプには何度か遭遇していて、個別の趣味というよりはある一定の支持層がある気がします。とはいえあまり頻繁に見かけるでもないので、流行なのかなんなのか判断できません。

『イージーライダー』のバイクですら、出演者のピーター・フォンダ氏は運転しづらくて困ったというエピソードがあるそう。でも、私が見たのはこんなものではありませんでした。とても私には怖くて乗れないような高い位置で、正面から見るとライダーはこんな姿をしているのです。


とらわれた宇宙人


前輪が前に突き出していないノーマルな位置で、ハンドルだけが高い位置にあります。ハンドルの持ち手が頭部より高い。あれに比べたら『イージーライダー』のハーレーはずっと乗りやすい部類に思えます。サンボーイで通り過ぎながら、とっさの危険回避ができるのだろうかと疑問を感じていました。最近出てきたスタイルのようなので、映画か何かの影響があるのかもしれません。

他人の趣味ですからとやかく言う気はないものの、カッコいいとか悪いという以前に、危なっかしいというのが正直な感想です。疲れそうだし、乗りづらくないんですかね。。。


BMW本気の高性能電動バイク

$
0
0

こんにちは。今年は東京モーターサイクルショーに行けなかったストロベリンです。

仕事だった上に最近は電動バイクの新たなニュースがなく、あまりイベントに期待していなかったのもあります。ハイブリッドやPHEVといった方式が取れる4輪車と違い、スペースのない2輪車では電池のみというのが現状で、新たな高容量バッテリーの開発が進まないことには新しい製品を生み出しづらい状況。パワーと航続距離を共に満たせるEVバイクは作りづらいのです。

そんな中、東京モーターサイクルショーでは、BMWが海外で市販を開始している本気の電動バイクを展示していたそうです。来年には日本市場にも投入するそうで、「Cエボリューション」というバイクです。スペースのある場所には至るところにバッテリーを詰め込んで、とにかく航続距離を伸ばそうというもの。パワーも最大出力で35kW(48PS)と言いますから、400ccクラスのエンジンバイク並みの馬力があります。


BMW「Cエボリューション」


現状の技術で市販できる高性能電動バイクの限界、とも言われる機種。ここまでのパワーを持ちつつ100km超の航続距離を保持していて、バッテリーで相当重そうな気がしますけれど、エンジンバイクから乗り換えても遜色ない動力性能です。それでも航続距離は100km超ですから、リチウムイオンバッテリー搭載のEVバイクではこれが精一杯ということなのでしょう。

一方、国内大手メーカーでは2輪のFCV(燃料電池車)開発を進めています。価格的な障壁を突破するのは先になりそうですが、バッテリー開発を待たずにEVの普及の道を探る意味ではこちらにも期待したいところです。

スズキ「バーグマン」のFCVは、発表されたとおりに事が進んでいるなら市販化に向けての公道実験が1月から始まっているはずです。こちらは車体としてはとっくに完成されているものの、後は水素インフラの問題だと言われていました。果たして公道実験の結果はかんばしいものが得られているでしょうか。



そろそろバッテリーにとんでもないのが出てきそうな雰囲気はあるのですが、皆から期待されていながら長いこと待たせているのも事実です。現状の技術で「Cエボリューション」が限界とするなら、FCVに期待をかけてしまいそうな自分もあります。東京都内には水素ステーションもあちこちにできるようですから、こっちの方が普及しやすいかもしれませんね~。

欧州のネオレトロな電動スクーター

$
0
0

こんにちは。銀座のナイルレストランに行くたびに店長さんから”ムルギランチ”を強力に勧められるので、それ以外食べたことのなかったストロベリンです。

でも、先日久しぶりに伺ったら、何も勧められなかったのに自ら”ムルギランチ”を注文してしまいました。定番メニューとはそういうものなんでしょうか。美味しゅうございました。



Čezeta type 506

さて、なんじゃこりゃ、なバイクをネットで見つけました。クラシックなスタイルは以前書いた「ラビット」に通じるものがありますが、れっきとした電動スクーターの新車です。パッと見、「ラビット」と、幻の名車「タッカー・トーピード」も思い出しました。


タッカー・トーピード


時速90kmの最高スピードと、100km~200km(オプションのバッテリー)の航続距離と言いますから、電動スクーターの中ではかなりの優れものではあります。とはいえ定格出力は5000Wかなり大型で、普通自動二輪免許が必要です。

お値段は130万円! うーん。。。現在は日本から撤退してしまったらしい米国ベクトリックス社の大型電動スクーター「VX-1」並みの価格です。最高スピードは105km/hあった「VX-1」に届きませんが、その分航続距離はこちらの「
Čezeta type 506」の方が長そうで、スピードより航続距離を求めた結果でしょう。もっとも、車体デザインもハイスピードを出すようなイメージではありませんから、原付二種レベルでも良かったかも。

私もここまでの高性能スクーターは求めていませんので、あくまで高嶺の花ではあります。昨日ご紹介したBMW「Cエボリューション」もそうで、大型スクーターは駐車禁止の取り締まりが激しくなった日本の都市部ではほぼ壊滅状態ですし、実用というよりは趣味の乗り物としての電動バイクと言えると思います。

でも、このデザインは好きです。コンセントのイラストを車体に書き込むのでなく、車体デザインで一目で他との違いを主張してほしい私としては、こういう電動スクーターがもっと増えてくれたらいいなと思っています。EVかどうかではなく、ユニークなデザインのバイクには誰しもやはり惹きつけられます。

「そうすると価格が跳ね上がるんだよ」というメーカーさんの声が聞こえてきそうですね(苦笑) 量産エンジンバイクの車体を使う方がコストを下げられるのは、ヤマハ「E-Vino」やスズキ「イーレッツ」で実証済みですし、痛し痒しといったところでしょうか。

EVのマーケットが広がれば、オリジナルデザインの電動スクーターも増えてくるでしょうけれどね~。


いよいよ電動バイクの季節!

$
0
0

こんにちは。桜は8分咲きの東京で、明日明後日には満開かなあと思いつつ明日も仕事のストロベリンです。

 

靖国通りの桜並木

 

 

でも、写真の靖国神社や千鳥ヶ淵のあたりで毎年展開している千代田区のさくら祭りは、先週の日曜日で終わってしまったんですよね(苦笑) 最近、テレビで開花情報が流れるとついついその週に花見ができると思いがちですが、天候によっては満開までかなり引っ張られたりするもので、千代田さくら祭りの開催タイミングも早すぎて、先週桜はほとんど咲いていませんでした。

 

それから一週間。温かい日が多くなってきて「サンボーイ」も冬眠から覚めつつあります。そろそろスピードをマトモに表示してくれるようになりそうです。朝パンを買いに行くのにジャンパーを着なくてもよくなれば、いよいよ電動バイク「サンボーイ」が活躍する季節です。

 

やはり春はウキウキしてきますね。冬は最低。終わってせいせいします。ざまみろ冬め、これからは暖かくなる一方だい。石垣島は今月には海開きのはずさ~(たぶん)。


 

東京でも珍しい光景

$
0
0

{396B46ED-14A8-452E-B3D1-09FE078C385E}

 

夜になってから雨に降られるとは思わず、不用意にも愛車で渋谷に乗りつけてしまいました。。。
 
 
 
 
 
 
とか書いて、「嘘ピョ~ン。エイプリルフ~ル~」なんてC調に締めようとしていたのに、昨夜は疲れて寝落ちしたストロベリンです。ただの嘘つきです。
 
ホンモノの愛車はこちらの電動バイク「サンボーイ」。「くろねこさん」という、今年13歳になるマーク二号もいます。ランボルギーニを買うならトヨタの「MIRAI」を、日産の「リーフ」や三菱の「アウトランダー」を買います。もっとも、ジャンルが異なりますけどね。
 
「サンボーイ」
 
ところで、本日も仕事だったのであちこちクルマで動いておりましたところ、ある地点で珍しい出来事に出くわしました。何度か通ったことのある道だったのですが、横切られたのは初めてです。唯一の都電
 
早稲田行き
 
都電の信号というのは、こういう場所では道路の信号と連動しているようです。交差する都電の信号が青になって、大通りを私の目前で渡っていったのでした。電車が走っているのに踏切がないという違和感。昔の東京はこうした都電が縦横無尽に走っていたそうで、ザッツ昭和の、三丁目の夕日とかサザエさんの世界です。
 
たまに地方に行くと、結構な特急も通過するのに踏切がない生活道路というのがありますよね。そういう場所を見つけると、東京ではあまり見かけないので新鮮です。道路と線路を隔てている柵がないとか。所狭しと人がいる東京ではありえない、なんだか大らかな感じがして、思わず顔がにやにやしてしまいます。
 
さて、明日は「サンボーイ」で近所をうろうろできるでしょうか。皇居の”千鳥ヶ淵”に桜を見に行きたいとの家族からの要望がありますので「電動バイクでのお散歩」はその後になりますが、雨が降らないといいなあ。天気予報では「曇り」なのだそうですが。。。

 


 

そういえば「ミレットEV100」

$
0
0

こんにちは。だいぶ前にその話を聞いたのに、いまだに何の噂も出てこない機種についてあえて触れてみようと思うストロベリンです。

当ブログでは毎度おなじみ、「定格出力500W」のブロガーにして「ミレット500Li」のユーザーでもある吉岡さんに教えてもらった、プロッツァ「ミレットEV100」。2013年11月に発表して、東京モーターショーにも出展していたという電動バイクです。「ミレット500Li」と同じ動力性能で時速30kmの定地定速走行で100kmの航続距離があるというシロモノ。「ミレット500Li」のポテンシャルから逆算すると、おそらく市街地実測でも60~70kmは走れる長距離航続の電動バイクです。

その発表から約2年半が経ちましたが、残念なことにメーカーさんからはなんの音沙汰もありません。新開発とされる超薄型バッテリーを二個搭載し、写真を見る限り自慢のペダルが無くなっているようです。動力性能も多少アップさせる気だったのかもしれません。


プロッツア「ミレットEV100」


今の冷え切った日本の電動バイク市場に新たな機種を投入するのは、メーカーとしては勇気がいるのかもしれません。バッテリー代一個分のコストがプラスされるので、新開発バッテリーが現時点のバッテリーと同価格だとしても価格は25万円台になりますので、それよりも高いとなると日本では厳しいと踏んでいる可能性はあります。

もっとも、プロッツァ社では、現在フィリピンで展開している電動三輪車事業が忙しくなっているようなので、それも開発が止まっている理由なのかもしれませんね。

「ミレット500Li」と同じくらいの動力性能で、リチウムバッテリーが2個搭載可能な電動バイクには、既にG-Wheel「エコル MK」があります。私のスペック(体重70kg)で言うと、バッテリーをダブルで搭載し、終始パワーモードで走るとおそらく市街地実測60km~70kmくらいを走ってくれそうです。パワー的には「サンボーイ」とも変わらないでしょう。


G-Wheel「ecolu(エコル) Type MK」


G-Wheel「エコル MK」の価格はダブルリチウムタイプで約25万円。「ミレットEV100」のバッテリー価格が「500Li」と変わらず、ダブルバッテリーにしたとして予想できる価格と同じです。動力性能も価格帯も同じだとすると、「ミレットEV100」と「エコルMK」との差はデザインだけになってしまうので、「EV100」からペダルを取るのは得策ではない気がします。

原付一種としては余りあるほどの長距離航続を確保はできる。けれど、日本で普及していかない理由は本当に航続距離だろうか。そんな自問自答があるように思います。

思うのですが、国内メーカー並の車体の信頼性があって、動力性能と航続距離がテコ「ビジネステコ」スクーテック「SZ552RR」並にありながら、20万円台後半だったらエンジンバイカーにも納得してもらえると思っています。これらバイクという乗り物の動力的な課題は既にクリアしている電動バイクはあるわけで、最後には大手メーカーさんの言う通り「価格の壁」ということなのでしょうか。

それも行き着くところはバッテリーの話です。普及しないから安くならない、安くならないから普及しない。卵が先か、鶏が先か。。。


花ぐもりの千鳥ヶ淵でお花見

$
0
0

こんにちは。日曜日の朝は皇居のある千鳥ヶ淵に桜を見に行ってきたストロベリンです。残念ながら雨ときどき曇りという、あいにくのお天気。

 

 

雨が止んだお昼頃、天気が悪い中でも大勢の人で遊歩道はあふれかえっておりました。これが晴れていたら大変な混雑ぶりだったでしょう。さらに隣の武道館では法政大学の入学式が行われていて、いよいよ始まる大学生活に胸を膨らませた若者達もわんさか集合。この日の桜の記憶が、これから4年間にわたるウレシ恥ズカシな学生時代を彩る記憶になるのですね~。ところで、通学用に電動バイクはいらんかえ~(笑)

 

お堀の水面に映っているのは対岸の桜。ぱっと見では分からないかもしれませんが、写真の真ん中にはヒヨドリがいて、桜の花をつっついています。蜜をとっているのかしらん。

 

桜をひととおり愛でた後は、靖国神社でお参りをすませ、遊就館の向かいにある屋台で毎年恒例の古代米のちまきと桜うどんをすすり、スタコラと帰路につきました。雨天により、帰宅後はあいにく「サンボーイ」の出番はありませんでしたが、春本番に向けて楽しみはとっておくことにします。


軽自動車EVの将来性

$
0
0

こんにちは。あの有名なバブルカー「イセッタ」が電動化され2018年には市販されると聞き、日本でも進めている超小型車開発について考えてみたストロベリンです。

以前、超小型車には乗ってみたいけれど、所有することを考えると二の足を踏むと書いたことがあります。一つには駐車、いわゆる保管の問題。新たなカテゴリーなので都内の機械式駐車場に当てはまらないのと、小さいとはいえ路上駐車も許されていないので、止める場所にはむしろ困ると思うからです。


EVになる「イセッタ」2018年発売予定


もう一つは機動性の問題。一人乗りか二人乗り程度なのにバイクと比べるとなまじ大きいので、安全性は担保されるものの、自動車と同じように車列に並んで走ることになります。超小型車とはいえ機動性は自動車のそれで、バブルカーの「イセッタ」にしても、小さかろうとも2シーターのクルマであり、バイクのような走り方はできません。

てことを考えると、日本国内に限って言うなら、5人乗れる軽自動車規格のクルマを電動化した方がいいのではないかと思うのです。超小型車より少しばかり大きいものの、既存の駐車インフラにも適合しているし、普通自動車よりも小さいし、安全性もバブルカーよりずっと高い。いろいろ考えると、ミニカー規格の4輪車にあまり価値が見出せないというのが本音です。


イセッタ風?のEV「Piana」2017年発売予定


550cc時代の軽自動車(現在は660cc)は今よりも車体が小さくて、狭いながらも4人ぐらい乗れました。なぜ各社が一人乗りや二人乗りEVカーにこだわるのか不思議です。二輪車からの移行を考えるからそうなるのでしょうか。法整備などを待ってジリジリしているなら、既存の規格で4人乗れる軽自動車のEVをもっと増やして、世界に売り出したらいいのに。。。


三菱「i-MiEV」


なぜか三菱の「i-MiEV」しかない軽自動車EVですが、PHEVの軽自動車とか長距離走れる軽自動車EVなどを開発する方が、むしろそれが小型EVの世界規格になるような気もするのです。一人で移動するだけなら邪魔にならず機動性も高い電動バイクの方がいいと思いますし、それが嫌な人は軽四輪EVに乗ればいい。大型のクルマよりずっと経済的でスマート。


富士重工「スバル360」
これをEVにしたいところ

軽自動車も、現在各社が開発している超小型車も、俯瞰すればさほど大きさは変わりません。どちらにしてもバイクのようには停められないのですから、クルマはクルマでいいと思うのです。世界に軽自動車規格がないのであれば、軽自動車EVを増やしてその規格ごと世界に売るという考え方もあるのではないでしょうか。

欧米の人から見れば、日本の軽自動車は十分“マイクロカー”ではないかと思うのですよね。


SOXで「GOGORO」輸入?

$
0
0

こんにちは。ボーっと検索してたらこんなのを目にしたストロベリンです。

 

 

さんぷるをゆにゅうね。ふむふむ。。。

 

 

 

 

 

。。。はい?

 

「GOGORO」のサンプルを輸入? どゆこと? 売るの? 日本で売る気なのSOXグループさん?

 

まじすか?!

 

”スマートフォンと連動してキーのオンオフやバッテリー残量が解るようです。”(記事より)

 

いやいや、そこじゃないでしょ!(笑)

 

お試しとはいえ、台湾の「GOGORO」が遂に日本にやって来たようです。たしかに、例のガチャポンバッテリー交換インフラがなくても自宅で充電できるキットが販売され始めたので、インフラのない日本でも十分使える状態ではあります。SOXグループと言えば大手バイク販売チェーンですし、そこから販売開始となればルーティンの宣伝展開を含めて電動バイクの認知度はかなりアップするはず。

 

日本の都市部における市街地走行で、どの程度の走りをするのかはぜひぜひ知りたいところです。また、このバイクをして日本の大手バイク販売チェーンがどのような判断をするのでしょうか。さらに価格は。。。

 

スペックでは最高時速97km/h、航続距離90km(定速走行)だそうですが、小さい車体なのでそこまでスピードは出さないでしょうし、航続距離も市街地実測で50kmぐらいは走れそうな気がします。区分される定格出力が分かりませんが、おそらく日本では原付二種。台湾に行って実際に試乗された”おぎすけ”さんによれば「これぐらい走れてこそバイク」の高評価でした。

 

いや~、これは楽しみです~。

 


電動バイクのバッテリー寿命

$
0
0

こんにちは。東京はだいぶ温かくなってきたもののどんよりな天気が続くので、今日も通勤に「サンボーイ」が使えなかったストロベリンです。

ところで、この冬の間「サンボーイ」の航続距離が短くなっているような気がしています。もっとも、トリップメーターは冬眠していますし、自宅周辺のこまぎれな移動にしか使っていないので単なる印象かもしれません。ただ、満充電にしたのに忙しくて乗れず、一週間ぐらいほったらかしたことが何度かあり、リチウムバッテリーにはあまり宜しくない状況がたしかにありました。経年劣化に加えてさらに劣化を早めてしまった?


愛機がいつごろ生産されたものなのか分かりませんが、台湾本国でも生産終了している製品で、初期ロットしかないなら少なくとも4年は経過しているだろうと考えています。台湾のバイクに対する考え方は日本に近いので、車両自体はバッテリーの交換タイミングまでしかもたないような、ちゃちな作りではありません。とはいえ、作ってから4年も5年も経てばバッテリーが劣化し始めてもおかしくはなく、交換時期だと言われたらそれまでです。

私が「サンボーイ」を購入したのは約1年半前。でも、販売店には少なくとも私が買う1年前から試乗車として存在していました。試乗で走っていた距離は短かったものの、バッテリーは充電状態にはなっているので蓄電しはじめてから最短でも2年半は経っています。現時点でバッテリーが100%のパフォーマンスでないのは当たり前。

バッテリーのパフォーマンスは気温による差異もありますので、まだなんとも言えません。でも、リチウムバッテリーの場合、明らかに性能が落ちたと思ってから寿命を迎えるまでは割とだそうなので、パフォーマンスの落ちが明らかになったら、通勤で使うのはやめた方が良いかもしれませんね。


幹線道路を走る以外ならとても便利な「サンボーイ」。とぼけ顔のデザインも好き。なので、バッテリーを交換するなら、中身を全部取り替えて原付二種にパワーアップできるのが一番望ましい方法ではあります。定格出力1000W級のモーターとバッテリー、コントローラーに換えて、タイヤをもっと太いのにして安定感をもたせて、などなど。


左側がバッテリー、右側は丸めて放り込んだレインカバー


本当にできないものかしらん。大容量のバッテリーを格納する場所がない、というのはたしかにあります。でも飛出しステップがあるので、フロアステップの部分をバッテリー用にしてコロすという方法もありではないかと思うわけで。「サンボーイ552RR」とか(笑)

だめかなあ。壊せるけど工作できないというぶきっちょでは無理か(苦笑)


久しぶりに電スク散歩

$
0
0

こんにちは。先日は久しぶりに「サンボーイ」を満喫したストロベリンです。

“屋台支那そば”という看板を出しているラーメン店が門前仲町にあるというので食べに行って、帰りがてら門仲の裏道にある呑み屋街を、自転車速度以下でキョロキョロしながら「サンボーイ」で探検してみました。通りすがる人が、音を立てないバイクが低速で移動しているので、ジロジロ見られます。そうこうしていたら、TV版の「孤独のグルメ」の記念すべき第一回に登場した焼き鳥店も発見(笑)


{9A2BCB8D-6CEC-4029-92A8-4720B7D4E647}
チャーシュー麺はたしかに屋台の味でした
美味しかったです

音をさせないでゆっくり走っているバイクは、向かい側からやってくる歩行者にははむしろ目立つようです。見かけないバイクが音もしないでゆっくりと動いているので、変な光景なのでしょう。ただ、こちらに背中を向けている人や、余所見をしている人には存在を気付かれづらいので気をつけています。

この時期は横断歩道を渡ろうとしながら桜を見上げている人がいます。そうした人はこちらが迫っているのに気付きません。渡るのか渡らないのか判断しにくい状態で立ち止まっていて、突然渡りだしたりするので、時々歩道のところでお見合いをすることになります。

桜を見上げたまま渡ろうとすると、ふと視界に私のサンボーイが入ってビクッと立ち止まるのですが、こちらが止まっているのを見て走って渡る、といったような。そんなときは、「音がしないのは危ない」と感じる人があるんだろうなあ、と思います。かと言ってクラクションを鳴らすのは無粋。気付いてくれるようゆっくり迫るようにしています。

ところで、サンボーイのメーターがスロットルを開けた状態から閉じた状態にした時と、ブレーキをかけたときに突然表示するようになりました(苦笑) 冬眠明け間近のようですが、加速時は0表示のままになっています。トリップメーターは0表示だとカウントしてくれないのでまったく正確ではなく、バッテリーの状態がイマイチ分からない状態が続いています。

昨年のこの時期にはもうメーターは正常に動き始めていたので、やはりちょっとずつ悪化しているのかもしれません。でも、不思議なことにセンタースタンドを立ててアクセルを回すと、メーターは動くのです。なぜでしょう???

走りは相変わらずですのでさほど困らないのですが、航続距離が分からないとバッテリーの状態が掴めないので、そこだけでしょうか。タイヤに負荷が掛かってないときにはメーターが動くと分かったので、これはヒントになりそうです。


情報を受け取る側の難しさ

$
0
0

こんにちは。昨夜熊本が大きな地震に見舞われ、被害に合われた方、現在避難していらっしゃる方が大勢いると聞いて、状況を案じているストロベリンです。

私も親戚筋がいたのですぐ確認をしましたが、揺れはしたものの震源地からはやや離れていたので、モノが倒れるといったことはなかったそう。ともかくは無事でした。まだ余震が続く可能性がありますので、どうか注意していただきたいと思います。

地震のニュースと連動して報道されるのは原発の状況ですが、昨今のネット社会で怖いと思うのは、ゆかい犯によるデマとその拡散です。昨夜も早速、ゆかい犯が現れたようで、原発が火事になっているなどのデマが拡散したのだそうです。ツイッターの方で流れたものらしいですが、そうした不明確な情報をどうか善意の第三者さんは慌ててリツイートなどしませんように。

悪い噂ほど広まるのは早いもので、数年前に広がった「電動バイクは全然ダメ」という噂は、一部の電動バイクの悪い話が拡散して、良いバイクまで巻き込まれてマーケット全体を冷やしてしまいました。悪いバイクばかりではなかったのに、「電動バイク」の名の下に十把ひとからげにされたのです。

長距離が走れるバイクもあるし、丈夫で壊れないバイクもあるし、スピードやパワーで実用に十分通用する電動バイクたちもあるというのに、それらまで風評でそっぽを向かれるような事態になったわけです。また、満足している人はあまりネットで発言しないもので、不満足だという人の声だけがネットに氾濫するという事態になります。それを見た人が耳年増になっていく。

愛機の「サンボーイ」など、「中古の購入を考えているが、実際はどうか?」という質問に対して「電動バイクは火災になる」という回答にベストアンサーがつけられています。たしかにそういう中華製電動バイクはかつてあったようですし、回収になった電動バイクもありましたが、キムコの「サンボーイ」とはまったく関係がありません。”電動バイク”という呼び名で一からげにした人の、経験談ではなく伝聞情報にベストアンサーが付いています。


安心して下さい。燃えませんよ。


これは何も電動バイクだけの話ではありませんで、風評とはそういうもの。仮にネガティブな情報が氾濫したとしても、それが真実かどうかは他人に伝える前に調べる必要があるということだと思います。噂を噂として広めるとはそういうことです。

特にネットの”一般の人の声”はテレビや新聞などと種類が異なる情報です。真偽を確かめもしない言いっぱなしの情報や、単なる噂とか伝聞の伝聞で内容が変化した情報も氾濫します。それを真に受けるかどうかは情報を受けた側の問題になりますので、ネットからの情報は上手く使って欲しいと思います。

もっとも、それは公的なメディア情報にしても同じで、テレビが言うから正しい、というように一元的に認識するのも間違いです。たしかに裏は取っているはずですし、確定情報と思えるまで外に漏らさないという社会的責任があっての情報ですが、それでも間違っていることはあります。それを補完するのにネットからの情報を参考にするということは多々あるでしょうし、間違いではありません。

自分が直接的に見聞きした事象以外を、情報というカタチで受け取るのは難しいことですよね。そうしたリテラシーについて考えるのが、天変地異が起きたときだというのも悲しい現実ではあります。


がんばれ熊本

$
0
0
こんにちは。熊本を中心とする広域地震で被害にあわれた方や、現在避難を余儀なくされている方々には申し訳ありませんが、今日も普通の日常が送れたことに感謝するストロベリンです。

1年ほど前ぐらいからでしょうか、九州では活火山の活動に異常が見られるという報道がありました。今回の地震の前兆だったのかもしれませんし、事実、そういった意見も実際にあったと記憶しています。とはいえ、どこで、どのくらいの地震が起きるのかは不明ですので、注意していたものの、といったところでしょうか。

道路などが寸断されているせいか、救援に駆けつけている自衛隊の車両通行を確保したい意向があるようで、ボランティアも救援物資も今は受け付けていない状態のよう。現場の混乱もあるでしょうし、物流が滞っているので、物資が十分行き渡っていない人たちもあるようです。

テレビでは被害の少ないエリアでガソリンスタンドに出来た長蛇の車列を映し出していました。2011年に東京でも見られた光景です。九州には、吉角、グロースンドリーム、ISOLAといった電動バイクメーカーさんがありますから、ここでそれらメーカーさんの電動バイクが何かのお役に立ってくれていることを期待したいところ。ただ、現地では停電も起こっているようで、電気を確保することから考えないといけないかもしれません。


左 吉角「フロスティ」  右 ISOLA「IS 009」


グロースンドリーム「ROBOSAKU(ロボサク)」


道路が使えずに物流が止まる状況はなかなか改善されませんが、電気の復旧は意外に早いと聞いています。こんなときにこそEVは威力を発揮できるはずですので、EVでよかったと言われる事例も出てくるかもしれません。私が原付二種の電動バイクが欲しいと思ったのも震災の時を思ってのことでしたから、ここで真剣に検討したいと思います。

また、避難者の中には冷たい床の避難所ではなく、プライベートスペースとしてマイカーの中で寝泊りする人も多いようでした。電動バイクだけでなく「リーフ」のような電動四輪自動車も、こういう時に使える乗り物かもしれません。

北九州の余震はなかなか収まりません。まだ落ち着いたといえる状態にはない、との気象庁の発表ですので、まだしばらく避難していた方が安全のようです。日常だったものが、ある瞬間に突然壊されてしまうのがこうした地震です。他人事ではありませんので、自分に置き換えて考えなければと思います。

私には義援金を送るぐらいのことしか出来ませんが、どうか熊本の皆さん、互いを支えあって頑張ってください。

厳し過ぎる原付一種の規制

$
0
0

こんにちは。道を行く低学年ぐらいの子供たちが、「オーマイスパゲティ~、お~うまい~」と歌って歩いているのを見て、「チャームナップなんとか」のCMソングを大声で歌って歩いて、母親に思い切り頭を叩かれた小学生時代を思い出したストロベリンです。

あのねおふくろさん、男子小学生にそれがなんなのか分かるはずないでしょう? 


分からないと言えば、原付一種の速度制限が大人になった今も意味が分かりません。80年代にヘルメット装着を義務付けた時点で速度制限に意味などなくなった気がしますが、それから数十年間、この規制はなくなりませんでした。危険性で言うなら、30km/hなんて制限速度以内で幹線道路を走る方が危険であるにも関わらずです。

「ボクもね、DIO持ってますけど、乗ってませんもん。ずっと」と、ある若手のタクシードライバーさん。「乗っていっても、そこらに停めればミドリムシ(違法駐車取り締まり員)が寄って来ますし、ヘルメットかぶらなあかんのがもう、うっとおしい」。彼は大阪出身だそう。「東京の白バイは原付見つけるとすぐ狙ってきますよ」 では今の移動手段はどうしてるの? 「普通のちゃりんこです。めっちゃラク」。

今は原付一種の台数は20万台程度で、80年代最盛期の1/10ぐらい。人気薄と言われていた原付二種カテゴリーや、それ以上のクラスは、実は当時とさほど変わらずの台数が売れており、原付一種だけが極端に売上げを下げています。このペースだと2016年には20万台を割るでしょう。



どんなバイクか、ではなく、原付一種というカテゴリー自体に人気がなくなっているのは統計を見ても明らかです。トドメを指したのは駐車禁止の強化。電動アシスト自転車の普及もその辺りからだったと思います。自転車にすれば反則金はいりませんし、どこに停めてもどんな走り方をしても、事故らない限り問題にされません。

新しい乗り物である電動バイクを、ニーズを落とし続けている原付一種というカテゴリーで普及させようというのは、どうも効率が悪い気がしてなりません。であれば、質の良い原付二種の電動バイクの方が、バイカーのニーズは高いような。自転車で代われる用途では、現状の法規制の中ではエンジン含めたオートバイにたいしたメリットがないと思うのです。

つくづくDKCITYの「DBX」は発売も撤退もちょっと早すぎたなあと思います。弱点は航続距離だけでしたから、ヘルメットスペースを潰して、ダブルバッテリータイプがあれば良かったのに。


DKcity「DBX」




知ってほしいシリーズ20;UPQ「me01」7月ごろ発売

$
0
0

こんにちは。いまだ余談を許さない状況が続く九州地方の影響で、仕事がスッタモンダしていたストロベリンです。

こうした時期は華々しい発表はしづらい状況に陥るので、何かの発表を延期したり、中止になるものなどがあります。中止や延期ができないものではせざるを得ないのですが、悲惨なニュースなどと一緒に報道されたりするので、あまり芳しい状態になりません。注目度も低くなってしまうということもあります。

そんな中、国内での発売が前提の新たな電動バイクが先日発表されました。久しぶりの”知ってほしい電動バイクシリーズ”でお届けいたします。こんなときに不謹慎だと言わないでほしい嬉しいニュースでした。(ネットでは”不謹慎狩り”なるものがあるそうですから。。。)

お持ち歩きのできる折り畳み式の電動バイク「UPQ BIKE me01」です。この手のモノは、自転車扱いで通る外国のモノは紹介されていますが、そのままでは日本の公道を走れません。ウインカーをつけたりバックミラーをつけたりした上で、ナンバーを取得する形にはなっていないからです。

「UPQ BIKE me01」は日本の法律にきちんと合わせて保安部品を付け、原付一種のナンバー取得できます。こうしたカテゴリーの電動バイクとしては、アパックスパワー「もたぽんこ」以来でしょう。


「UPQ BIKE me01」


車載イメージ図


ホンダ「モトコンポ」をもじった「もたぽんこ」さんは、前輪駆動でエアレスのタイヤを履いています。ハンドル部分が折りたため、重量は約25kg。最高時速は35km/hは出て欲しいし、航続距離も35kmぐらいじゃないかという、ほぼ確信犯的ないい加減な諸元で発表されている電動バイクです(苦笑)


アパックスパワー「もたぽんこ」


クルマに搭載できますし、自転車代わりに使う分にはそこそこ実用にもなります。趣味性の高い電動バイクなので「もたぽんこ」を通勤で使う人はまずないでしょうし、移動手段というよりは乗ることを楽しむというコンセプトで作られています。

対して、「UPQ BIKE me01」は「もたぽんこ」よりも、やや実用に倒しています。女性が抵抗を感じずに乗れるサイズで、最高時速は30km/hと原付一種の制限範囲。定地で35kmの航続距離ですから、市街地実測で20kmは走ると思われます。折り畳んだ車重は18kgと軽量この上ありませんので、車載も当然可能です。価格も12万円台とお手ごろ。

ただ、実用として考えるとやや心許ない動力性能ではあります。「UPQ BIKE me01」は本当に自転車代わりで移動する軽量ビーグルですが、二車線以上の公道を走ると怖いと感じるだろう非力さで、自転車とは違うので歩道は走れないしヘルメットをかぶらなければなりません。

「実用としては活用用途はまだ狭い」とメディアの記事にあります。たしかにそうでしょう。日本では“電動アシスト自転車”という無免許のカテゴリーが許されているので、自走するというだけで“バイク”にカテゴライズされてしまうこの手の低速電動乗り物は、本当は便利なはずなのに、法律のせいで不便な乗り物にされてしまいます。

世界的に見たら大きな市場があると思う低速電動ビーグル。日本特有の”原付一種”なるカテゴリーを緩和すれば、産業としてももっと活性化させるられるのに、なぜそれを行政がシャットアウトしているのかまったく意味が分かりません。純粋な乗り物としてはとても便利なはずなのに、なぜこれが”バイク”にされてしまうのかしらん。。。


三菱自で不正発覚だそうですが

$
0
0

こんにちは。三菱自工の不正事件の記事を見て、改めてメーカーが公表する数値について考えてみたストロベリンです。

自分としては、メーカー公表の燃費などの数値は、絶対値というよりも他機種と比較するためにあるものと捉えていました。ただ、比較するには同じ条件で計測されたことが前提になりますので、今回の件はその提が崩されたという意味で不正は不正。許しがたいことではあります。


三菱自工「i-MiEV」


さらにEVの「i-MiEV」でも新たに不正が発覚したそうで、この車種には同クラスの比較対象車種がありません。それこそ数値は単なる目安でしかありませんでした。しかし、メーカー公表の航続距離なんて絶対に走れませんから、それが実態と違うのは折込済みです(苦笑)

エンジン車の燃費にしろ、EVの航続距離にしろ、私の中ではメーカーの公表の6~7割ぐらいが実態と見ています。180kmの航続距離だと言われたら、まあ実際には110~130kmだなと思っていましたし、JC08モードと呼ばれる実態に近づけようと考案された計測方法で燃費30kmとされるクルマでも、実際の市街地では18kmぐらい。走り方次第では15kmぐらいにもなるかもしれません。

どうやってはじき出したデータなのか詳しく分かりませんが、どの車種も実態とあまりにかけ離れた値です。ですので、その数字に不正があったと言われても、そもそもが実態と数十パーセントも違う値なので、不正によって実際どのくらいの差が出るのか、ピンとこないというのが本音。

同じ日本車でも、米国ではかなり実態に近い数値がカタログに記載されていて、これはかの国の計測方法が日本と異なっているからだそうです。だったらJC08モードなどやめて、米国に合わせればいいのにと思ってしまいます。

他車種との比較数値として同条件という点をクリアしてない不正ではあるので、三菱自工のそれを見過ごす気はありませんが、だったらこの機会に、計測方法自体を抜本的に改めるべきじゃないのかなと、消費者として思います。大騒ぎしているわりに、何か不毛な感じがするのです。どの会社もサギみたいな数値(もちろん正規のデータですが)を公表してるのに、と。

アパックスパワーの「もたぽんこ」みたいに、航続距離は“30kmぐらい走って欲しい”(希望かい!)とか、テコ社やスクーテック社のように市街地実測値(馬鹿正直かい!)をスペック表に書いてくれた方が、まだ割り切れますよね(笑)



戻らない「サンボーイ」のメーター

$
0
0

こんにちは。だいぶ温かくなったと思うのに、「サンボーイ」のメーターが未だ減速時しか動かないので、完全復活は諦めているストロベリンです。


{9E9C6D24-2594-499B-AB55-4EA488DCF3A2}

まあ、このままでもいいです(苦笑) 走りには影響ありませんし。どちらかと言えば、スピードメーターよりトリップメーターがイタイところです。あてにしてはいけないと言われていた電圧計より、むしろトリップメーターを信用しようとしていたのですが、航続距離については電圧計頼みになってしまいました。

スピードメーターはまったく動かないわけではなく、フルスロットルだと「0」を表示していて、アクセルを閉じるかブレーキをかけると、パラパラパラとスピードメーターが上がります。ただ、スピードメーターが「0」を表示している間は、トリップメーターはカウントしていません。

今現在何キロ走っているのか分からないので、あとどのくらい走れるかというのは電圧計の目盛りを見て経験則で考えるしかないわけです。「サンボーイ」の電圧計は徐々に下がっていきますから、突然の電欠という不安はなく走れるのがまだ救い。「満充電からなら25kmは確実に走るはず」という前提で走ることになります。

ですから25km以内だと分かっている地域にのみにしか行けませんし、普段使いなら電圧計とにらめっこで行けるところまでいったらさっさと充電します。もはや鉛だのリチウムだの、ヤワなことは言えません。電圧の目盛りが下がったら、とにかく充電(笑)

これまで乗ってきた電動ユーザーの方には乱暴に聞こえるかもしれませんが、こうした当たり前の使い方におけるバッテリーの耐久性を知りたいというのはあります。劣化させないようにと神経質になってまで電動バイクに乗りたい人などいませんからね。乗り終わったら充電するというやり方でどれだけ保つのかは、誰しも知りたいところではないでしょうか。

というわけで、個人としてはバッテリーの長持ち戦略はとらないことにします。へたれたら終わり。まだまだ私が乗っている距離は短いので、そんなにすぐにはヘタれないはずですけれども、何せ数年前ののバイクですから、結果次第で判断、ですね。



ヘルメットと電動原付

$
0
0

こんにちは。コンサートや演劇にミニセグウェイが登場するケースが増えてきたという話から、なぜ道で見かけないのだろうという話になり、「日本では公道で乗れない」という話を会社のスタッフに説明したストロベリンです。

 

正式名称か分かりませんが「ミニセグウェイ」と言われる乗り物

 

そう、セグウェイもミニセグウェイも、残念な事に日本では公道で乗れません。でも、「今は」と言っていいと思います。検証実験が既に行われていて、一応解禁する方向で行政も動いてはいるからです。ただ、「現時点」では自走するものにはいろいろな制限がつけられています。

 

どれも小さく折りたためます

 

9km/h以上のスピードが出せる自走ビーグルは、先日も愚痴った「原付一種」にカテゴライズされてしまいます。免許、保安部品、ナンバー、ヘルメット着用義務が発生するのです。成人男子の歩行速度は4~5km/hですから、その倍以上のスピードが出る自走する乗り物は全部原付一種というわけ。

 

先日ご紹介した折りたたみ式の電動バイク「UPQ BIKE me01」より、自転車の方が速く移動できるとしても、自走する以上は原付一種。ですので、「UPQ BIKE me01」は免許を持って、ヘルメットをかぶって、車道だけを走らなければならないという義務が課せられてしまいます。

 

「UPQ BIKE me01」

 

9km/h以上出るスペックがある場合、電動キックボードもそうですし、日本のココアモーターズ社が開発した「WalkCar(ウォーカー)」のような、かばんに入るEVもそう(もし9km/h以上出るなら)。この条件であれば現時点では原付一種となり、規制がクリアできていない乗り物は歩道を含めて公道では違反になるので走れなくなります。

 

予約殺到で発売予定が延期になっている「WalkCar」

 

これらをヘルメットかぶって車道を走らせるのはなんとも無理があります(笑) 作った側もそういう想定ではないものが多いはず。もちろん行政の皆さんもその辺の事情が分かっているので、そこでなんとかしようと現在もがいているわけです。その答えをいつ出せるのかが問題ですね。


 

「GOGORO」試乗に台湾日帰りのツワモノ

$
0
0

こんにちは。そんなことする人があるのかと、驚愕したと同時に感心してしまったストロベリンです。

 

東京・荒川区でリサイクル事業を営む丸茂産業という会社代表の佐藤さんは、お仕事柄、エコカーに大変な関心を寄せられてます。同社はプロパンガスでも走れるEVカーとか、EVミニカーのトヨタ自「コムス」とか、日本最新の自動車メーカーとなった日本エレクトライク社のEV三輪トラック「エレクトライク」などを”所有”され”実用”している会社さんでもあります。

 

「エレクトライク」をいち早く導入して取材されている佐藤代表

 

そんなエコ企業の代表・佐藤さんは、日本では販売されていない「GOGORO」の試乗をするために、なんと日帰りで台湾に行ってしまったそうです。台湾日帰りですよ! 思わず笑ってしまうくらいの情熱(笑)

 

「GOGORO」はご存知、台湾で普及させようと頑張っている高性能スクーターです。バッテリーを交換するシステムと共に市場に参入し、電動スクーターの航続距離問題を解消するという志を持って台湾での普及に乗り出しているEVスクーターであります。バッテリーは個人所有でなく、使用権を買うという考え方をしています。

 

「GOGORO」

 

「GOGORO」は満充電から97km(定地定速?)近く走れて、最高スピードも100km/hに迫るバイク。原付クラスのEVとしてはそれだけでも十分に思いますが、さらにバッテリーは自分で充電するのではなく交換式なので、バッテリー残量がなくなっても、バッテリーポイントに行けばわずか6秒の交換作業で再び満充電状態にできます。これなら遠出も不安はありません。

 

そのバイクに試乗するために、わざわざ日帰りで台湾まで行っちゃう佐藤代表。なんと熱心なことでしょう。ブログに動画を上げてくれていますので、実際の試乗レポは是非こちらをご覧ください

 

佐藤代表の視点カメラ映像

 

台北市内の道路に不慣れとのことで、少し抑え目で走行されたそうですが、動力性能については高い評価をされていました。動画は右側走行に慣れてない感じがヒシヒシと伝わり、ちょっと怖くもあります(苦笑) 蛇足ですが、映像は私が2年ほど前に、あるダンスの公演の仕事で行った劇場横を走っていて懐かしかったです。夜中にダンサーのタクシーを捕まえるのに苦労したところ・・・。

 

バッテリーチャージポイントが普及しないとスクーターそのものが売れない、と言われていた「GOGORO」ですが、家庭用チャージャーも新たに発売されたので、家充電が可能になりました。密かに日本での販売を摸索している会社さんもあるようです。これが輸入されると多分原付二種扱いになるでしょうけれど、このスペックを上回る原付二種の電動バイクは日本にはありません。

 

「GOGORO」の家庭用?チャージャー

 

100km/hのスピードを出したままで航続距離100kmを達成できないとしても、普段使い6~7割の方程式に従えば、法定速度内で市街地をストップ&ゴーを繰り返し走り回る分にも、60~70kmぐらいの航続距離はあるはずです。高速には乗らない原付クラスならば十分。

 

技術はあるのに、日本国内に新たな電動バイクがなかなか出てこないという中、既存の電動スクーター比較でも動力性能信頼性がぐっと高く、コスト面を除けばエンジン原付二種のスクーター並みの条件で使用できそうなスクーターです。これは乗りたくもなります。

 

国内輸入の話もなかなか出てこないので、アクティブな佐藤代表には我慢できなかったのでしょうか。早朝からLCCに乗って台北まで飛び、夜には成田に帰ってきていました(笑) いや~、その情熱は本当に恐れ入ります。体を張った貴重な情報を有難うございます m(_ _)m 


 

Viewing all 306 articles
Browse latest View live