こんにちは。土日に電動バイク「EM100」に乗っていて、たしかにそうだなと思ったストロベリンです。
何がそうなのかと言いますと、最速スピードについてです。以前、テコの西下代表が同社の看板電動バイク「ビジネステコ」の動力性能について、「最速60km/h仕様もいいけれど、トップは50km/hぐらいにしておいて、その分加速が良い方が使いやすいと思う」とおっしゃっていました。それを今、「EM100」で実感している次第。
と言いつつ、愛機の「EM100」はけして加速力が優れている機種ではありません。他の電動バイク「SZ552RR」や「ビジネステコ」の出足と比較したら、ずっと緩やかな加速と言えると思います。それでも「エンジン原付バイク」以上の加速を見せるのは、そもそも電動バイクは初期加速が得意だからです。
「EM100」の初期加速も、最速スピードも、電動バイクとしては大して速くはありません。でも、シグナルスタートでは他の乗り物と同等かそれ以上の出足があるので、ストレスを感じないのです。出足で後ろを離したのちに、スピードが乗っている状態で追い抜かれても、追い抜いていく人には私が安全運転をしているように見えているでしょう。本当はフルスロットルなんですけどね(苦笑)
でも、50km/hという速度は、都内での移動で想定されている平均的なスピードのようで、場所によって一時的に60~70km/h出せる道路はあるにせよ、信号のタイミングはそのスピードで走ってくる乗り物を阻止するかのように赤信号になります。ハイスピードを継続的には使えない信号の多さですので、一時的に抜かれても大抵は追いつくのです。
郊外の幹線道路ならハイスピードで走り続けられますから、我が「EM100」ではどんどん追い抜かれていくでしょう。それでも多分ストレスはさほど感じないと思います。クルマ通りが少ない豊洲付近を走っていたときがまさにそんな感じでしたが、特に何とも思いませんでした。そうした道路で50km/hだとキープレフトは必須ですが、所詮原付だという割り切りもありつつ。
もっとも、一応は原付二種なので60km/hぐらい出てくれるとありがたいとは思います。せめてブーストボタンを押したときに60km/hが出れば、”ここイチバン”という時に使えるはず。さすればずっと乗りやすくなると思いますし、ブレーキ操作をすればブーストモードが解除されるとかだとベスト。その辺の追い込みが惜しいバイクなんですよね。
ポテンシャルはあるのに抑え込まれているように思え、優等生過ぎる「EM100」です(苦笑)