こんにちは。雨でスーパームーンが見られなかった東京でしたが、前の前の晩、それと知らずに綺麗だなあとワンコの散歩途中で月を見上げていたストロベリンです。
その日も満月に少し欠けるくらいで、白く、それはそれで見事なお月様でした。やはりいつもとちょっと違って見えていたから気付いたのでしょうね。
話は変わりますが、私が拝読しているブログで自動二輪の安全運動に尽力されている人があります。ニックネーム・陣屋与三郎さんという方の、「Marvelousな人生!Ⅱ」というブログです。安全運転の講習会をお手伝いしたり、安全運転をライダーに呼び掛けるなどの積極的な活動をされています。
その記事で紹介されていた、山梨県の道志みち(国道413号線)という、ツーリングライダーたちに人気のスポット。そこで今、二輪事故が多発しているとのことで、陣屋さんはそのエリアにある”道の駅”に集まったライダーたちに、安全運転を呼び掛けるチラシを配り、事故のないよう声をかけておられていました。
山梨県大月警察ではこんなチラシを配っているそうです。内容にかなり驚きました。事故の75%が重症事故。50%が単独事故。約95%が事故の第一当事者で、その事故者すべてが県外在住。。。
要は他県からツーリングにやって来て、気が緩んだのか無謀な運転をした結果事故が起きて、その半数が単独事故というわけです。自分が事故当事者になった上、8割近くが重症を負うという悲惨な状況のツーリングライダーがこんなに多数いるという事実に驚愕を覚えました。
先週も、この国道413号線では2件の二輪事故があったそう。事故の当事者ライダーは40代と60代という中高年です。それぞれ鎖骨やら肩甲骨を骨折する重傷事故で、法面に衝突したのと、路肩の側溝に脱輪して転倒だそうですから、おそらくスピードを出し過ぎてカーブで膨らんだのでしょう。
毎度自戒を込めて書いていますが、中高年によるこうした事故が多発しているのは嘆かわしい限りです。上記は両方とも自分で壁に張り付いたり転んだりしています。せかっくツーリングに行ったなら、むしろアクセルを緩めて風景を楽しんでほしいと思うのですが。。。
憧れの大型バイクを手に入れ、そのあり余るパワーを体感したい気持ちは、私も分からなくはありません。さらにバイクブーム世代にとっては、バイクは若さの象徴のような側面もあると思います。でも、加齢による衰えを自覚できず、免許取りたての若者のような走りをする中高年が事故を起こす現状には、同世代として少し恥ずかしさを感じます。
若者のバイク離れが、父親のバイク事故が原因だなんて話になったら目も当てられません。どうか世のオヤジライダーさんたちは安全運転に徹しましょう。いろいろなものが速くなって時間に追い回されている中、もはやバイクに速さを求める世代でも時代でもないと思うのです。ツーリングぐらいのんびり行きましょ。