こんにちは。2年間の電動バイク生活を経て、それらの今後について改めて考えてみたストロベリンです。
2016年もあと3か月というところで振り返りまして、電動バイクは徐々に二極化してきたような気がしています。通常のエンジンバイクに追いつけ追い越せのこれまでのバイクタイプと、自転車に毛が生えた程度の動力性能を持った、その代わりに軽量なライトモビリティタイプです。
電動ゼロ年と言われた2010年ごろからしばらくは、前者に寄せたバイクが主流だったように思います。それがここに来てベイズのバイクルシリーズや車載可能なUPQ BIKEのようなライトモビリティが増えつつあるように感じています。
私の乗る「EM100」は明らかに前者で、既存のエンジンスクーターに近い乗り物にあたります。比べて「サンボーイ」は、目指したベクトルは前者でしたが、かなり後者の要素も持っていました。2012年ごろまでの電動バイクを生物で例えるなら、爬虫類と恐竜とに分かれる”手前の生物”だったかもしれません。
UPQ BIKE「me01」 18Kg
バイクタイプの電動原付といっても、エンジンバイクのように規制に対して極端にオーバースペックなものは今は目指さず、アディバ「EM100」やツバメイータイムの「yuppe」のように最速は45km/h~50km/hぐらいで、坂道もそこそこ登れて、初期加速の良いタイプの電動バイクが実用的と見なされているようです。対してライトモビリティは最速は30km/hそこそこで上り坂は苦手でも、バイクと呼ぶにはずっと軽くて、折りたたみまで可能なものがあります。
愛機「EM100」のようなバイク型分野は、バッテリー開発さえ進めばさらに航続距離を伸ばし、モアパワーを目指すでしょう。最新のバッテリーは値段も高いでしょうから、価格はそうそう安くはならないと思います。その点、ライトモビリティはさほどパワーや航続距離などを求めていないので、高性能なバッテリーを必要とせず、価格的に安く上がるという利点があります。
さらに、歩道が走れる電動アシスト自転車のさらなる規制緩和があり、アシスト比率1:2から1:3、1:4と増えていくことがあれば、ほとんどはモーターで走行するような、それでも歩道を走れる乗り物が登場するかもしれません。ローギアでトップギアのスピードが出せたら楽ですし、むしろ現状の原付の法規の中でのライトモビリティ開発より、そちらの方がユーザビリティが高いかも。
とはいえ、東京という土地に住んでいる身としては、やはりバイク型を求めてしまいますね~。速く、さらに遠くへ。その意味では、アクセス「AC-ZRX」のようなスクーターでないタイプの電動バイクの進化にも期待したいです。