こんにちは。2020年の東京五輪が拍車をかけたせいか、妙に東京の下町・深川周辺が盛り上がっている気がするストロベリンです。
そんな下町を電動バイクでクルクルしている私ですが、残念な事にこの界隈で電動バイクの走行車両に出会ったのは一度だけしかありません。ピザを配達していたテラモーターズ「BIZMO2」でした。
「BIZMOⅡ」の発売元である電動バイクベンチャーメーカーの大手・テラモーターズでは、同社のフラッグシップモデルとして一昨年末に原付二種の電動バイク「A4000i」を発売しました。ただ残念な事に、その後このバイクの音沙汰がありません。販売数の多かったと言われる「SEED」シリーズには、良い評判も悪い評判もありましたが、「A4000i」はそのどちらも聞かれずにいます。
私は好きなデザインですけれど、原付クラスでの50万円台は、なかなか勇気のいる選択であるのは分かります。それに、フラッグシップと謳っているわりにテラモーターズ社でもあまり積極的に販売している様子が見受けられません。ベトナムに力を入れている同社は、あまり日本市場に興味がないのでしょうか。
以前の「SEED」シリーズはどちらかと言えば安価な電動バイクでした。鉛バッテリーでしたし、バッテリー着脱もできまないタイプでしたが、大柄な車体の安心感とエンジン車を下回る価格で人気を博し、日本の電動バイクとしては最も売れた機種だと思います。そうであるがゆえに、テラモーターズファンの人にとってもこの価格差はショックだったかも。
車体重量もマーケットを絞ってしまった感があります。大柄な車体はいいとして、約120kgの車重は女性には取り回しにくいはず。「サンボーイ」の約2.5倍です。さらに、着脱式とはいえバッテリー単体で16kgありますから、仮に駐輪場を持っている男性でも、自宅に持ち運んで充電するのはひと苦労でしょう。デフォルトはプラグイン充電だ考えます。
以前の「SEED」シリーズはどちらかと言えば安価な電動バイクでした。鉛バッテリーでしたし、バッテリー着脱もできまないタイプでしたが、大柄な車体の安心感とエンジン車を下回る価格で人気を博し、日本の電動バイクとしては最も売れた機種だと思います。そうであるがゆえに、テラモーターズファンの人にとってもこの価格差はショックだったかも。
車体重量もマーケットを絞ってしまった感があります。大柄な車体はいいとして、約120kgの車重は女性には取り回しにくいはず。「サンボーイ」の約2.5倍です。さらに、着脱式とはいえバッテリー単体で16kgありますから、仮に駐輪場を持っている男性でも、自宅に持ち運んで充電するのはひと苦労でしょう。デフォルトはプラグイン充電だ考えます。
私は試乗したことがありませんので、公表されているスペックからしかそのバイクを想像することができません。大抵のユーザーはそうだろうと思います。しかし、価格や重量、航続距離やスピードといった”スペック情報”だけで手繰り寄せると、あまり魅力的に見えてこないのです。これは、先進的なデザインから来る期待感との落差もありましょう。
その意味で「A4000i」は、2013年7月の発表当時に膨らんだ期待や衝撃を、2014年末に発売した本体が越えられなかったと言えるかもしれません。発表から発売までの期間が長すぎたことも悪く作用しているはず。昨年にはほぼ同価格で台湾に「GOGORO」が登場したことで、性能面で霞んでしまったのも否めません。
フラッグシップだけに、高価で買えないまでも、スペックだけで乗ってみたくなるバイクを期待していました。日本のメーカーですから頑張って欲しいのはやまやまなのですが、「A4000i」については、どうも原付二種バイカーのニーズとギャップがあるような気がしています。買った人の話が皆無に近い(ので、一般ユーザーのレビューがもっと沢山あるといいですよね。。。
むしろ日本で未発売の「A2000」が、どんなバイクなんだろうかと気になっています。

