こんにちは。そんなことする人があるのかと、驚愕したと同時に感心してしまったストロベリンです。
東京・荒川区でリサイクル事業を営む丸茂産業という会社代表の佐藤さんは、お仕事柄、エコカーに大変な関心を寄せられてます。同社はプロパンガスでも走れるEVカーとか、EVミニカーのトヨタ自「コムス」とか、日本最新の自動車メーカーとなった日本エレクトライク社のEV三輪トラック「エレクトライク」などを”所有”され”実用”している会社さんでもあります。
そんなエコ企業の代表・佐藤さんは、日本では販売されていない「GOGORO」の試乗をするために、なんと日帰りで台湾に行ってしまったそうです。台湾日帰りですよ! 思わず笑ってしまうくらいの情熱(笑)
「GOGORO」はご存知、台湾で普及させようと頑張っている高性能スクーターです。バッテリーを交換するシステムと共に市場に参入し、電動スクーターの航続距離問題を解消するという志を持って台湾での普及に乗り出しているEVスクーターであります。バッテリーは個人所有でなく、使用権を買うという考え方をしています。
「GOGORO」は満充電から97km(定地定速?)近く走れて、最高スピードも100km/hに迫るバイク。原付クラスのEVとしてはそれだけでも十分に思いますが、さらにバッテリーは自分で充電するのではなく交換式なので、バッテリー残量がなくなっても、バッテリーポイントに行けばわずか6秒の交換作業で再び満充電状態にできます。これなら遠出も不安はありません。
そのバイクに試乗するために、わざわざ日帰りで台湾まで行っちゃう佐藤代表。なんと熱心なことでしょう。ブログに動画を上げてくれていますので、実際の試乗レポは是非こちらをご覧ください。
台北市内の道路に不慣れとのことで、少し抑え目で走行されたそうですが、動力性能については高い評価をされていました。動画は右側走行に慣れてない感じがヒシヒシと伝わり、ちょっと怖くもあります(苦笑) 蛇足ですが、映像は私が2年ほど前に、あるダンスの公演の仕事で行った劇場横を走っていて懐かしかったです。夜中にダンサーのタクシーを捕まえるのに苦労したところ・・・。
バッテリーチャージポイントが普及しないとスクーターそのものが売れない、と言われていた「GOGORO」ですが、家庭用チャージャーも新たに発売されたので、家充電が可能になりました。密かに日本での販売を摸索している会社さんもあるようです。これが輸入されると多分原付二種扱いになるでしょうけれど、このスペックを上回る原付二種の電動バイクは日本にはありません。
「GOGORO」の家庭用?チャージャー
100km/hのスピードを出したままで航続距離100kmを達成できないとしても、普段使い6~7割の方程式に従えば、法定速度内で市街地をストップ&ゴーを繰り返し走り回る分にも、60~70kmぐらいの航続距離はあるはずです。高速には乗らない原付クラスならば十分。
技術はあるのに、日本国内に新たな電動バイクがなかなか出てこないという中、既存の電動スクーター比較でも動力性能や信頼性がぐっと高く、コスト面を除けばエンジン原付二種のスクーター並みの条件で使用できそうなスクーターです。これは乗りたくもなります。
国内輸入の話もなかなか出てこないので、アクティブな佐藤代表には我慢できなかったのでしょうか。早朝からLCCに乗って台北まで飛び、夜には成田に帰ってきていました(笑) いや~、その情熱は本当に恐れ入ります。体を張った貴重な情報を有難うございます m(_ _)m