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厳し過ぎる原付一種の規制

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こんにちは。道を行く低学年ぐらいの子供たちが、「オーマイスパゲティ~、お~うまい~」と歌って歩いているのを見て、「チャームナップなんとか」のCMソングを大声で歌って歩いて、母親に思い切り頭を叩かれた小学生時代を思い出したストロベリンです。

あのねおふくろさん、男子小学生にそれがなんなのか分かるはずないでしょう? 


分からないと言えば、原付一種の速度制限が大人になった今も意味が分かりません。80年代にヘルメット装着を義務付けた時点で速度制限に意味などなくなった気がしますが、それから数十年間、この規制はなくなりませんでした。危険性で言うなら、30km/hなんて制限速度以内で幹線道路を走る方が危険であるにも関わらずです。

「ボクもね、DIO持ってますけど、乗ってませんもん。ずっと」と、ある若手のタクシードライバーさん。「乗っていっても、そこらに停めればミドリムシ(違法駐車取り締まり員)が寄って来ますし、ヘルメットかぶらなあかんのがもう、うっとおしい」。彼は大阪出身だそう。「東京の白バイは原付見つけるとすぐ狙ってきますよ」 では今の移動手段はどうしてるの? 「普通のちゃりんこです。めっちゃラク」。

今は原付一種の台数は20万台程度で、80年代最盛期の1/10ぐらい。人気薄と言われていた原付二種カテゴリーや、それ以上のクラスは、実は当時とさほど変わらずの台数が売れており、原付一種だけが極端に売上げを下げています。このペースだと2016年には20万台を割るでしょう。



どんなバイクか、ではなく、原付一種というカテゴリー自体に人気がなくなっているのは統計を見ても明らかです。トドメを指したのは駐車禁止の強化。電動アシスト自転車の普及もその辺りからだったと思います。自転車にすれば反則金はいりませんし、どこに停めてもどんな走り方をしても、事故らない限り問題にされません。

新しい乗り物である電動バイクを、ニーズを落とし続けている原付一種というカテゴリーで普及させようというのは、どうも効率が悪い気がしてなりません。であれば、質の良い原付二種の電動バイクの方が、バイカーのニーズは高いような。自転車で代われる用途では、現状の法規制の中ではエンジン含めたオートバイにたいしたメリットがないと思うのです。

つくづくDKCITYの「DBX」は発売も撤退もちょっと早すぎたなあと思います。弱点は航続距離だけでしたから、ヘルメットスペースを潰して、ダブルバッテリータイプがあれば良かったのに。


DKcity「DBX」




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