こんにちは。早朝の散歩に意地でも半袖で通しているストロベリンです。10月20日までは夏!
とはいえ、バイク乗りには辛い季節が迫っているのは認めざるを得ません。。。
さて、9月あたりから「UPQ BIKE me01」が購入予約者に順次納品されているらしく、手に入った人たちの声がちらほら聞こえてきました。「UPQ BIKE me01」はユニークな家電を開発して人気のUPQ社が発売する、軽量かつ折り畳み可能な電動ライトモビリティ。最高時速30km/h、航続距離35km、車両重量18kgで、女性にも楽に取り廻せる軽快な乗り物です。
まとめサイトによると、納車された方々の反応は、面白いとか、思ったより速いとか遅いとか、満足度はそれぞれのようです。おもちゃ感覚では面白いので満足という意見がありつつ、実用にはちょっと、という声もあります。坂道の上りでのキツさ、乗り心地の悪さを指摘する声もありますが、軽量非力なライトモビリティなのだと割り切って使う分には、おおむね満足を得られるでしょう。
一方で、これまで乗り物ビジネスをしていない会社が、人の命を預かる「乗り物」を世に出して大丈夫か、といった声や、広く一般に宣伝したことから、このバイクの正確なスペックや特性を知らないで購入した人が、買った後にまたしても電動バイクに拒否反応を起こすのではないか、という懸念の声も紹介されています。
たしかに、こうしたライトモビリティの実態を知らない人が、電動はこんなもんかと愛想を尽かす事態はありそうで怖いです(苦笑) 体重55kgの人が乗って最速30km/hのスペックということは、たいていの男性が乗れば30km/hも出ないでしょうし、航続距離は公表の35kmは絶対走りません。また、急な登り坂で押し歩くのは必須の動力性能。
このバイク性能を以て「だから電動(全体)はダメなんだ」というのはお門違いの批判です。でも、中国製電動バイク輸入が盛んだったころに実際そういう風評被害が優秀な国内メーカーを直撃した現実があります。公表スペックは実態と異なるスペックなのを知らずにガッカリした人が、前述のような電動バイク全般に対して拒否反応を起こすのだけは避けたいところ。
「UPQ BIKE me01」のような電動のライトモビリティは、使う側が割り切れば便利な乗り物です。ただ、いわゆる「バイク」とは異なると理解した上で購入してほしいと思いますし、間違ってもバイクの動力性能を期待してはいけません。これはバイクとは違う乗り物だと私は思っています。