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Channel: 電動バイク・EVスクーターユーザーブログ
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けして遅くはない現在の電動スクーター

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こんにちは。昨日はちょこまかと「サンボーイ」に乗れたストロベリンです。

雨が降りそうで降らなかった昨日、ゆらゆらと「サンボーイ」で近所にお使いに行っていたとき、信号で原付のエンジンバイクと一緒になりました。エンジン原付バイクはスタートでサンボーイを数メートル離すものの、その後はあまり離れません。これは毎度のことで、モノによるでしょうけれど、実はエンジンの原付バイクも平均するとさほど速くはない実態が見えます。

原付一種の二段階右折について、「原付一種はその方がラク」という声が聞かれます。マシンが遅いので二車線渡って右折車線に割り込むのが怖い、というのです。「サンボーイ」で左折専用レーンに直面して、一つ右側の車線に割り込むのが怖い、または申し訳ないと思うのとほぼ同じでしょう。この話を聞いて、なるほどエンジンバイクでも同じように感じているのか、と思いました。


メンテナンスをきちんとしている人とそうでない人にも差はあると思いますし、新品と古いスクーターでも違うはずです。ただ、昔の原付一種の4ストスクーターは、新品でも50kim/hを僅かに越えるぐらいが最速でしたから、平均すると今もそう大差ないのでしょう。「サンボーイ」が遅いと私が感じるのは、比較対象がエンジン原付バイクではなくて自動車の流れとの比較ですので、その意味ではエンジン原付に乗っていても同じように感じるのかも。

ということは、エンジン原付バイクに乗っている人が電動バイクを遅いと言うのはなんなのでしょう。単なる印象なのか、それとも、スタートダッシュの話なのか。たしかにエンジン原付のスタートには、少なくとも500W定格の「サンボーイ」では負けます。であれば、定格出力が600Wの「E-Vino」や「イーレッツ」、「FUTE」などの出足をどう感じるのでしょう。

案外、電動バイクは遅いと言われているのは過去の中国製バイクのもたらした幻影で、現状の実態はそうではない気がしています。「イーレッツ」にしても「FUTE」にしても最速は55km/hぐらいあるそうですので、エンジンバイクのスピード感とさほど違いはないはずで、かつて安価な中国製電動バイクに乗っていた人たちの体験話が現在に残っているだけかも。

メンテナンスの状態によってパフォーマンスが変わるエンジンに比べ、電動バイクはバッテリーの劣化が始まらない限りはいつまでも動力的なパフォーマンスを新車時の状態で維持し続けます。充電回数1000回程度とされているリチウムバッテリーであれば、500回程度の充電までは航続距離もほとんど変化しません。オイルの交換を怠ったり、マフラーにカーボンが溜まったりしているエンジンバイクより、ノーメンテで良い状態を維持し続ける電動バイクはその点便利です。

私もこのブログで、「サンボーイ」をして遅い遅いと言いすぎているかもしれませんね。私の言う”遅い”は、クルマやその流れとの相対比較の話で、原付一種バイク全体の絶対スピードの話ではありません。その点についてはここで明言しておきたいと思います。

原付二種の「SZ552RR」は、クルマとの相対スピードでも、原付二種との相対スピードでも加速では本当に速かったです。原付一種の「FUTE」でも「イーレッツ」でもブーストモードならそう感じると思います。もちろんモノによるとはいえ、電動バイクが遅い、というのは現在ではあまり当てはまらないと感じています。


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