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新ブランドXEAMから「NOTTE(ノッテ)」発売

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こんにちは。待ったなしの仕事がようやくひと段落しつつある中、まだ先行きが読めないストロベリンです。

 

さて、前回ツバメイータイムの「yuppe」に新たなバージョン「yuppe2」が登場、と書いたものの、調べてみたところ、スペック表やパッと見では分からない”車体回りのマイナーチェンジ”らしく、今回は別の新車ネタを書かせていただきます。こちらもまあ、「定格出力600W」の吉岡さんからのタレコミなのですが(笑) 

 

電動バイクについての新たなネタがなかなか無い日本において、また新しいメーカーさんが登場いたしました。10月に100台までの限定発売を予定している”XEAM”というブランドの「NOTTE」

 

xeam「NOTTE」

 

 

他の記事を拝見したところ、メーカーは株式会社MSソリューションズさんという会社のようでした。携帯電話の各種アクセサリー製造販売(スマホの保護フィルムなど)を本来の業務とされているようで、今回の「NOTTE」が限定販売ということは、売れ行きによって電動バイク事業に新規参入を考えているということでしょうか。

 

気になるスペックとしては、定格出力が450W、リチウムバッテリー搭載で48V/24Aという、最近ではあまり見ない非力系スペックです。でも最速45km/hに、割と長めの60kmの航続距離は実質35kmぐらいを見込めるので、悪くないかもしれません。このスペックは「ASTRO-JOY」を思い出しますが、トップスピードは大きく上回っていますし、加速感が悪くなければバッテリーも着脱式ですので十分でしょう。


これで価格は14万円代ですから、リチウムバッテリー搭載車としてはかなり頑張ったと言えると思います。キムコ「サンボーイ」より定格出力ではやや劣るものの、24Aのバッテリーのお陰か最速スピードでも航続距離でも同機を上回っていますし、14万円代なら普通の原付一種のバイク価格とほぼ変わらないプライスライン。買いやすい一台であることは間違いありません。

 

黄色ナンバーの「EM100」乗りの私にはちょっと物足りなさを感じますが、原付一種にしか乗れない人が電動バイクに乗ってみたいと思うなら、これは選択肢に入れてもいいかもしれません。似たスペックだと、航続距離が短いYAMAHA「E-Vino」という強敵があるものの、値段は圧倒的に「NOTTE」の方が安いです。あとはアフターケアの問題。

 

バイク事業に新規参入した会社が、どこかから買ってきて売るだけというビジネススキームで失敗するのを散々見てきました。乗り物を売るという商売は、ユーザーが自発的にバイクを降りるまで面倒を見られるかどうかが肝心なのだと、あるメーカーさんのお言葉。

 

実際、アフターがおろそかだったベンチャーメーカーは(そうせざるを得なかった業界の問題はありつつ)ほとんど淘汰されています。ですので、せっかくの新規参入なのですから、売ったらおしまいとは考えず、どうかアフターケアの部分までも頑張って構築してほしいですね。

 

 


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