こんにちは。会社の過去の事業アーカイブを入れていたHDDが突然壊れまして、モノには寿命があるということを痛感しているストロベリンです。
HDDはある日突如壊れますね~。。。何の前触れもありません。これは本当にイタイ。以前、会社周辺地域が突然停電した際、ファイルサーバーに使っていたPCが飛んだことがありましたが、ただのHDDはこうした明確な理由なしに突然寿命が訪れるのでパニクリます。
その点、電動バイクのバッテリーは寿命が来ると前触れがあるようです。期間はそう長くはないようですが、それでも「そろそろだよ」というのが分かるだけにあり難い話。ハードディスクのように、それまで元気に走っていて突然うんともすんとも言わずに止まるなんてことがないだけマシです。
バッテリーに寿命が来ると、まず航続距離がぐんと落ちてくるそう。鉛バッテリーとリチウムバッテリーで挙動は異なるようですが、電圧計の減りが早くなり、それまでの半分ぐらいしか走れなくなったら、あとは一気に寿命を迎えるようです。バッテリーが膨らんでくるのも交換時期の印。
車体が元気なのであれば、バッテリーを交換して引き続き乗ることもできます。安価な鉛バッテリータイプの電動バイクであれば、技術革新も大きくないので交換もアリでしょう。ただ、これがリチウムバッテリーだと値が張る上、規格そのものが古くなっていて、そのときの技術からすれば容量も少ないものを新品で購入することになると思います。愛機「サンボーイ」のバッテリーは8万5千円ですが、バッテリー業界の状況を鑑みると買い換える気にはなりません。
中国製の安価な電動バイクは、バッテリー交換をしてまで乗り続けることを前提にしておらず、車体もかなり安い素材を使っているケースが多々あります。バッテリーを交換するのに、バイク本体をすべてバラさないといけない作りになっているものもあるそうで(盗難防止の意味もあるそう)、基本的には使い捨てです。
中国で生産している電動バイクでも、日本で企画開発をしているのであれば、バッテリー交換を考えていない物などありません。ただし、価格を抑えるために耐久性を二の次にした素材を多く使っているケースはあるかもしれません。バッテリーを取り替えても、車体が相当くたびれてしまっている可能性があるわけです。
そんなわけで、電動バイクの寿命はどのくらいなのかと問われたら、「まちまち」と答えるしかなさそうです。長く乗れる車体のバイクもあるでしょうし、使い捨てになるかもしれません。さらにリチウムバッテリーの中でも種類によって寿命は異なります。
鉛(またはシリコン)バッテリーのバイクは、頻繁に乗っている人で約3年、4000km~5000kmぐらいの走行距離で寿命がくるようです。乗り換えるか交換するかは本人次第ですが、鉛タイプでそこまで乗ってから交換して乗り続ける人は割合としては少ない様子。エンジンバイクに回帰する人も多いようで、少し寂しい話です。
リチウムバッテリータイプが市場に出てからまだそう経っていないせいか、寿命を迎えている人は多くないようです。リチウムタイプのバイクを所有している人たちがどうするかは、来年ぐらいから傾向が見えてくるでしょう。バッテリーを買い足すか、乗り換えて再び電動バイクを選ぶか、エンジンバイクに回帰してしばらく様子を見るか。
リチウムの人は電動バイクの性能にさほど不満を言う人はいないようですので、そのときのバッテリー業界の状況や、乗りたくなるような魅力的な電動バイクがあるかどうかがカギでしょう。大手メーカーさんが受け皿となる魅力的な電動バイクをそれまでに用意しておいてくれたら、電動バイクから電動バイクへの移行も増えると思うのですけれども。。。

